フェルマーの最終局面2

最近の考察について述べます。

まず、二つの素数(奇数)の和に関する等式(The Barlow-Abel equations)があります。

FLK1

これを以下の(x+y-z)^pの展開式へ代入します。

FLK3

ワイルズ氏によりx^p+y^p=z^pが成り立たない事が示されたのですから以下の不定方程式に矛盾が出てきても良さそうですが・・・・。

FLK2

約数について調べてみます。

FLK4

しかし、全く矛盾を見つける事ができませんでした。(赤枠の部分は変形するとa,b,cの約数を持つ事が確認されました。)

FLK5

二進も三進もいかない訳ですが、この理由について考えてみると以下の対応関係が成立している事に問題がありそうだと考えました。

z:(x+y)、y:(z-x)、x:(z-y)

x,yが奇数ならばzは偶数で正しく、x,yが互いに素ならばzは互いに素(上記参照:x+yが約数a,bを持つという流れにできない)であり他も同様です。

つまりz:(x+y)、y:(z-x)、x:(z-y)の対応関係が成り立っているという前提の下では偶奇性および互いに素により矛盾を得ることは無理そうです。

そのためz:(x+y)、y:(z-x)、x:(z-y)の対応関係が成り立っている事自体矛盾するといったアプローチへ変える必要があると考えました。

現状、きちんと理解していないのですが文字を交換する方法を試みています。

コメントを残す