電子は内側の軌道へ励起する?6

前回、ミクロ系において運動している電子は万有引力としてでなく真空の揺らぎとして作用すると考察した。

では原子を原点とした極座標において特定の向きに作用するのか考えてみる。

真空中に置かれた一つの原子は周囲よりエネルギーが大きいので座標の位相は概ね以下の図のようになるだろう。この矢印は(極座標を構成する)座標原点の運動方向を表している。

dunuti3.26-1

今度は天体のような真空中に原子が密に集合した状態を想定する。原子が密になっている部分では座標原点の運動方向は相殺されてエントロピーは振動している。この部分ではマクロ的な重力はないが真空のエネルギーは大きい。(下図のx軸は真空のエネルギーとその勾配。勾配は重力を表している。)

dunuti3.26-2

前者の真空中に置かれた一つの原子を想定した場合、座標原点の運動方向は外側へ移動していく。このことから電子は重力により外側へ作用を受ける可能性が推測される。

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